株式会社西武リアルティソリューションズ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:齊藤朝秀)が保有・運営する「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」(長野県北佐久郡軽井沢町)では、オンサイトPPAモデルによる太陽光発電システムを導入し、2023年3月より稼動を開始いたします。

軽井沢・プリンスショッピングプラザ施設内の「ツリーモール」、「ガーデンモール」、「フードコート」の3エリアの屋根上に、約4,000枚の太陽光パネルを設置し、太陽光発電システムの稼働により発電される電気(自然エネルギー)を買電して、施設の店舗区画や共用部に供給して自家消費いたします。設置パネル量は1,770kWを出力する規模で、初年度の年間想定発電電力量は約205万kWh、施設全体の使用電力量の約20%をカバーすることになります。この太陽光発電設備の導入・稼働に伴い、約870t-CO₂/年相当の温室効果ガスの排出量削減に貢献する見込みです。

今回導入する太陽光発電システムによる電力供給サービスは、東京電力ベンチャーズ株式会社、シャープエネルギーソリューション株式会社が共同で提供するオンサイトPPAモデルによるものです。計画検討の段階において、発電設備の自社保有などの運用形態や西武グループの直近の経営および財務状況、事業再編におけるアセットライトな事業運営への取り組みなど、総合的に検討、勘案して当モデルの採用を決定いたしました。

日本を代表する高原リゾートである軽井沢は、古くからの保養地・別荘地としての発展の背景に、町の環境保全への高い意識が脈々と引き継がれています。現代においても軽井沢町の環境保護条例等に沿って、環境保全を念頭においた事業活動を営むことが求められており、このたびの太陽光発電設備の稼働による自然エネルギーの導入と温室効果ガスの削減をもって、環境保全に一定の貢献をしてまいります。

西武グループでは経営理念であるグループビジョンに基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組み「サステナビリティアクション」(4領域、12アジェンダで構成)を積極的に推進しております。中でも、気候変動への対応を中心に環境関連が重要な社会課題となっていることを踏まえ、環境分野の取り組みを「グリーン経営」と位置付け、積極的な対応を行います。西武グループは環境負荷削減目標としてCO₂排出量を2030年度までに2018年度比46%削減、2050年度までにネットゼロを目標としています。

太陽光発電等の自然エネルギーの活用のほかにも、省エネルギー設備への更新や廃棄物削減など、グループの保有資産や各事業に適した、様々な取り組みを進めてまいります。

■軽井沢・プリンスショッピングプラザ(施設概要)
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
最寄駅:JR東日本 北陸新幹線『軽井沢駅』
https://www.karuizawa-psp.jp/